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みなさんこんにちは。
冬から春にかけて集中的に飛散するスギやヒノキの花粉。
花粉症になると、くしゃみや鼻水そして目のかゆみに悩まされ頭痛まで引き起こします。花粉症の方にとって花粉は非常に厄介な存在です。
飲み薬の服用や目薬の点眼などで症状を緩和しないと、生活がつらくなります。
屋外で症状が強くなりますが屋内にも花粉は入ってきているので症状は出ます。
花粉は玄関や窓から侵入したり、帰宅時や洗濯物を干した後の衣服にも付着していて気づかないうちに屋内にも入ってきています。
屋内にいても鼻がムズムズしたりするのはそのため!屋内に入り込んだ花粉も取り除かないと症状はおさまりません。
これ以上花粉症を悪化させないために、また花粉症にならないように、代表的な花粉対策をいくつか紹介していきたいと思います。
春の花粉症
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の中でもスギやヒノキなどの花粉が原因による春の花粉症。
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、充血、目のかゆみなどが症状としてあらわれます。
関東地方ではスギは年初から飛び始め、3月にピークを迎えて5月頃まで飛散します。
スギの花
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ヒノキはスギよりも若干遅く、4月にピークを迎え6月あたりまで飛散します。
ヒノキの花
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出典:厚生労働省HPーアレルギーポータル
花粉症の治療法
医療機関で受けられる花粉症の治療は、薬物療法、手術治療、アレルゲン免疫療法があります。
薬物療法
くしゃみや鼻水や鼻詰まり、目のかゆみなどの症状を和らげる治療薬が使用されます。
経口薬、点鼻薬、点眼薬があります。
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手術治療
鼻腔粘膜焼灼術(レーザー治療)はアレルギー性鼻炎の薬が効かない場合や薬の使用を減らしたい場合に行われます。
鼻腔粘膜焼灼術で改善が見込めない場合は粘膜下下甲介骨切除術や後鼻神経切断術が行われます。
アレルゲン免疫療法
従来の治療法である皮下免疫療法は、アレルゲンを皮膚の下に注射することで花粉症の症状を根本から少なくさせようとする治療法です。定期的な通院が必要です。
近年では治療薬を舌の下に投与する舌下免疫療法が登場しました。初回は医療機関で投与してもらい、2回目以降は医療機関より指定された量を自宅で服用できるので通院回数を減らせます。
今すぐできる花粉症対策!
規則正しい生活習慣を身につける
日頃から睡眠不足を感じている方は、体の免疫機能が低下しており花粉症にかかりやすい状態になっています。睡眠をよく取り正常な免疫機能を取り戻すことが大切です。
また、適度な運動を行うことでも免疫機能を正常に保つことができ、花粉症にかかりにくい体をつくることができます。
一方、タバコや過度の飲酒は鼻や喉の粘膜を痛め、免疫機能の低下に繋がりますので控えましょう。
マスクや専用メガネの着用
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手軽にできる事と言えばマスクの着用です。浮遊している花粉が鼻や口から侵入することを防ぎます。マスクをすることで吸い込む花粉を3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を緩和することができます。
また、風の強い日はマスクをしていても鼻の中に入る花粉は増えますので過信は禁物です。
そして花粉対策メガネの着用です。花粉対策メガネは普通のメガネに比べ目や顔の輪郭に沿ってフィットしやすい形状になっています。フレームにガードが付いているものもあるので、そこで花粉をブロックし直接花粉が目に入ることを防ぎます。
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外出は控える
花粉が飛び交う屋外では症状が悪化するので、できるだけ外出を控え家の中で過ごすのも良いと思います。
帰宅した時玄関前ですること
外出先から帰宅した時は、玄関前で衣服に付着した花粉を落としてから家の中に入りましょう。毛織物などの上着やコートは花粉が繊維に付着しやすく溜まりやすいです。ポリエステルなどの化学繊維や表面がすべすべした綿を使った衣服を着用すると、花粉が付着しにくく落としやすいので花粉症対策するなら後者がおすすめです。
また、髪の毛にも花粉が付着しているので落としてから家の中に入ります。
手洗い、うがい、顔洗い
家の中に入ったらまず手洗い!
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外出時にいろいろな所に触れ、花粉や細菌が付着しています。室内にある物を触る前にまず手を綺麗にします。
次にうがい。
鼻の粘膜には線毛があり、粘膜の上の異物を喉に送る働きがあります。喉に流れた花粉をうがいで除去します。
最後に、顔にも花粉は付着しているので、洗顔して花粉を落とします。
出典:厚生労働省HPーアレルギーポータル
家の中に入り込んだ花粉を取り除く
衣服や髪の毛に残った花粉や、換気・窓の開け閉めで気づかないうちに家の中に花粉は侵入しています。
空中に浮遊する花粉対策
花粉が空中に浮遊している間は空気清浄機による花粉の除去が有効です。空気の流れの中に空気清浄機があれば花粉を捕集できます。
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床上の花粉対策
空気清浄機のない部屋や空気が溜まる空間では、浮遊している花粉はしばらくすると床に落ちます。掃除機で吸い込むことも有効ですが、排気や本体の動きで花粉が舞い上がってしまったりゴミ捨て時に花粉を吸い込むこともありますので、その点に気をつけながら行いましょう。
花粉を捕集できるタイプのフローリングワイパーや吸着剤の付いたモップなら、花粉が再び空中に舞うことなく捕集できますので花粉除去には最適です。
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棚の上や壁の花粉対策
掃除機では取り除きづらい凹凸のある棚の上や隙間に入り込んだ花粉、壁に付着した花粉を落とさず捕集するには吸着剤の付いたモップが適しています。
テレビ裏の隙間
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モップ部分に吸着剤の付いたダスキンモップを利用すると花粉を効率よく綺麗に取り除くことができます。
洗面台の上
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花粉症を防ぐ最重要ポイント
大量の花粉に接することで花粉に対する抗体が体内で作られる可能性があります。
これまで花粉症ではなかったひとが大量の花粉を吸い込んだり、多くの花粉が目に入ったりすると突然花粉症になるようです。
また、軽症だったひとが大量の花粉に接したことで花粉症の症状が強くなったこともあるそうです。
花粉症を悪化させないための最も重要なポイントは花粉になるべく接しないことです。あたりまえのことですが、普段から心がけることで症状の悪化を未然に防ぐことができますよ。
(´∀`*)