内窓設置し冬に寒くなる浴室を暖かく
みなさんこんにちは。
冬の浴室が寒い時、早く湯船に浸かりたい一心で急いで体を洗っていませんか?入浴時は、寒さを気にしないでゆっくり丁寧に体を洗いたいですよね。
我が家のサッシ窓は、フレームがアルミ製でガラス部はペアガラス。アルミなので外側の冷気がほぼそのまま内側に伝わってくる!実際入浴していると、真っ先にアルミのフレーム部分から結露が始まる。なので真冬の浴室内はけっこう寒い!樹脂製ならもっと暖かいはずなのだが。
そこで内窓の登場!内窓設置で窓からの冷気が遮られ、浴室の寒さが和らぎ体に優しい浴室になる。それならということで、断熱効果の期待できる内窓を今回DIYで製作してみた。


お財布に優しい簡単内窓の作り方
今回紹介する内窓は、材料費を極力抑えたお財布にやさしい簡単内窓!
用意するもの
- 光モールガラス戸レール3上:横内寸−2㎜×1本、取っ手用20㎜×2本
- 光モールガラス戸レール3下:横内寸−2㎜×1本
- 光モールカブセ5.5:縦内寸−17㎜×3本
- ポリカ中空ボード4㎜厚:縦内寸ー7㎜×横内寸÷2+15㎜×2枚
- 厚手OPPテープ
- 薄手両面テープ
- 厚さ1㎜剥がせる両面テープ(幅10㎜)
- ダイソー超強力マグネット13ミリ8個
- カッター(ポリカ中空ボード切断用)
- カッターマット
- 定規
- プラスチック用ノコギリ(レール・カブセ切断用)
※内寸とは既存の窓枠の内側寸法のこと。
内窓に必要な材料はネットショップや実店舗で購入できるよ。ちなみに私は、近所にあるカインズで購入!
カインズの光モールコーナー


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簡単内窓の作り方


1.ポリカ中空ボード(以降パネルに省略)をカッターで縦内寸ー7㎜、横内寸÷2+15㎜で2枚カット。床が傷つかないようにパネルの下にカッターマット等を敷くことを忘れずに!


2.カブセを縦内寸−17㎜で3本ノコギリで切る。
3.ガラス戸レール上下をそれぞれ横内寸−2㎜でノコギリで切る。その後、取手用に上レールの残りを20㎜位を2本ノコギリで切る。
4.カットしたパネルの上下の切り口をシワのできないように丁寧にOPPテープで挟むようにして塞ぐ。
パネル上部


パネル下部


パネル内部の中空部分を密閉状態にすることで断熱性能が上がり、さらに中空部分への湿気の侵入が防げるので結露の予防になるよ!
5.マグネット4個に薄手両面テープを貼り、赤丸の位置(切り口右端から3㎜ずらした位置、高さは均等)にパネルの裏側から貼り付ける。
取手の裏側に薄手両面テープを貼り、切り口から13㎜ずらした青丸の位置に貼り付ける。


6.パネルにカブセを画像の様にはめる。


7.上下レールの裏側に厚さ1㎜両面テープを貼り、クレセントを起こした時に内窓がギリギリ当たらない位置にレールを貼り付ける。外窓と内窓の間隔は40㎜ぐらいになりました。
※クレセントとは、上下窓や引き違い窓の窓枠サッシに付いている半月形の締め金具のこと。


窓枠上側レール位置


窓枠下側レール位置


ちなみに、外窓と内窓の間の空気層の厚さは20~30mm程度までは厚いほど断熱効果が増加!厚さがそれ以上では空気層内で対流が生じ、断熱効果は少しずつ減少する。
8.最後に左右の内窓をしっかり閉めた状態でマグネットを表側からあててくっつく方に薄手両面テープを貼り、裏のマグネットより1㎜左にずらした赤丸の位置に表側からマグネットを貼り付ける。


マグネットを少しずらす事で内窓が窓枠に密着しやすくなるよ!
(*゚▽゚)
柔らかな光を通す簡単内窓
内窓完成!
内窓を閉めた状態


明るさは内窓取り付け前とほとんど変わらない。光が柔らかくなった!
内窓と外窓を開けて網戸だけの状態


窓を重ねた時


窓が4枚重なった状態でも光を結構通すよ!
内窓自体が薄いので、ボトル類や小物は窓枠内にそのまま置けるよ。


簡単内窓の特徴
簡単内窓は、材料費をあまりかけずに作れスライド開閉もできるコスパの高い断熱内窓。オフシーズンはパネル部分を取り外せるので開放的になり換気も簡単!パネルが中空ポリカボードのため設置時は外の景色がはっきり見えなくなる。浴室や洗面所では逆に外から見えづらくなるのでプライバシーを守れる!
浴室の使用状況により2〜3年程度で厚手両面テープにカビが生え始めることがあるが、テープを貼り直しすればレールは再利用できるよ!
内窓の内側と外側の温度を比較!
内窓取り付け効果を確認するため、後日温度計で使用前と使用後の温度を計って比較してみた。冬の夜に風呂に入ることを想定し、11月の夜に計測。当然屋外の温度の方が低い。
測定方法は、それぞれの測定位置に温度計を置き、温度変化が無くなった時点の数値を読み取る。温度計は信頼のおけるタニタの温度計。我が家ではキッチンスケール、子供部屋の温度計もタニタを使用。正確で素早い計測ができるので。
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では始めよう!
まず内窓閉めた状態から浴室に入り、浴室のドアを閉め計測開始。風呂蓋の上に温度計を置き浴室内の温度を計る。温度は24.5℃。


次に内窓が閉めてある窓際の温度を計る。温度は22.8℃。内窓を閉めてあるとはいえ、窓際なのでいくらか温度は下がる。


それから内窓の右半分を開け、温度を計る。温度計の数値がみるみる下がっていき安定したら読み取る。温度は13.1℃!


ここまで来ると気になるのが外気温!外気温はなんと8.5℃。


窓を開けると、さらに冷たい冷気が浴室内に容赦なく入ってくる。こうなることは想定していたのであらかじめ衣服は着用済!さすがにこの時期、裸で風呂の窓開けて温度計とにらめっこしていたら風邪をひいてしまう。
温度計を回収する時本体部分がヒンヤリ冷たかった!
最後に窓際の温度を比較してみる。
内窓を開けた時の温度は13.1℃、内窓閉めた時温度は22.8℃。
その差9.7℃❗️けっこう効果が出ているぞ!
暖かくなった浴室はゆっくり体が洗える
取り付け後は窓付近の寒さが減り、浴室全体が暖かくなった!試しに入浴中に内窓を少し開けてみたら、一気に冷気が手に伝わり内窓の中と外での温度差を感じた。
今までは、浴室が寒かったので早く湯船に浸かりたい一心で急いで体を洗っていたが、内窓設置後はゆっくり丁寧に洗ってから湯船に浸かれるようになった!
いい湯だなぁ〜 ♪( ´▽`)
手軽に窓からの冷気を遮断できる簡単内窓。確実に浴室が今までより暖かくなるよ!お金をあまりかけずに寒い浴室から解放されたい方は、この簡単内窓製作から試してみてはいかが?
浴室が今までより暖かくなることが体感できること間違いなし!
ポッカポカ〜 (*´∀`*)
自作内窓製作手順と製作実例リンク集
その他の代表的な自作内窓の製作手順や多数の自作内窓実例を別ページに掲載してあります。DIY内窓づくりの参考にしたい方や興味のある方は下記のリンクからどうぞ。
『簡易内窓フレームレールセット』で内窓製作!寒い北側キッチンを暖かく
