内窓を製作し浴室を暖かく
みなさんこんにちは。
冬が近づくにつれ外の気温もグッと下がってくるので、室内で過ごす時間も増えてきますよね。真冬になると一日中暖房をつけて過ごす日もあると思います。
もちろん、暖房をつけている間はお金に羽が生えて財布の中から一枚また一枚と飛んでいきます。
(・∀・)
ただ寒さに耐えられない時は暖房をつけて部屋を暖かくするのですが、窓の辺りだけはいつまで経ってもひんやり。
外の冷気が窓から入ってきているから。
浴室も同じで、内窓を取り付けることで窓からの冷気を遮ることが可能になり、居心地の良い快適な浴室にする事ができます。
低予算向き実用的な内窓の作り方
内窓の材料例(内寸縦705㎜x横700㎜の場合)
- 光モールガラス戸レール3上/698㎜×1本、20㎜×2本
- 光モールガラス戸レール3下/698㎜
- 光モールカブセ5.5/688㎜×3本
- ポリカ中空ボード4㎜厚/縦698㎜×横365㎜×2枚
- 厚手OPPテープ
- 薄手両面テープ
- 厚さ1㎜剥がせる両面テープ(幅10㎜)
- ダイソー超強力マグネット13ミリ8個
- カッター(ポリカ切断用)
- プラスチック用ノコギリ(レール・カブセ切断用)
※内寸とは既存の窓枠の内側寸法のこと
各自で用意する材料寸法の計算式(厚さ1㎜両面テープの場合)
- 上レール:横内寸−2㎜×1本、取っ手用20㎜×2本
- 下レール:横内寸−2㎜×1本
- カブセ:縦内寸−17㎜×3本
- ポリカボード:縦内寸ー7㎜×横内寸÷2+15㎜×2枚
- テープ長はお任せ
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1.ポリカ中空ボードをカッターで縦内寸ー7㎜、横内寸÷2+15㎜で2枚カット。
2.カブセを縦内寸−17㎜で3本ノコギリで切る。
3.ガラス戸レール上下をそれぞれ横内寸−2㎜でノコギリで切る。その後、取手用に上レールの残りを20㎜位を2本ノコギリで切る。
4.カットしたパネルの上下の切り口をOPPテープで塞ぐ。パネル内部の空気が閉じ込められ断熱性能が上がり、また内部の結露も防げます。
5.マグネット4個に薄手両面テープを貼り、赤丸の位置(切り口右端から3㎜ずらした位置、高さは均等)にパネルの裏側から貼り付ける。
取手の裏側に薄手両面テープを貼り、切り口から13㎜ずらした青丸の位置に貼り付ける。
6.パネルにカブセを画像の様にはめる。
7.上下レールの裏側に厚さ1㎜両面テープを貼り窓枠の上下にそれぞれ固定する。
そのとき、クレセントを回した時にギリギリ内窓に当たらない位置にレールを固定。
※クレセントとは、上下窓や引き違い窓の窓枠サッシに付いている半月形の締め金具のこと。
断熱性能と空気層の厚さの関係は、空気層の厚さが20~30mm程度までであれば、厚さに比例して断熱効果が上がる。厚さがそれ以上では対流が生じ、断熱性能は少しずつ減少するよ。(^_^*)
断熱性能のポイントとなるレールの前後位置は既存の窓と内窓の間が30㎜ぐらいが望ましい。窓開閉が出来るようにすると40㎜が限界だった。
8.最後に左右の内窓をしっかり閉めた状態でマグネットを表側からあてくっつく方に薄手両面テープを貼り、裏のマグネットより1㎜左にずらした赤丸の位置に表側からマグネットを貼り付ける。
マグネットを少しずらす事で隙間なく閉まるよ。(*゚▽゚*)
完成!
内窓を閉めた状態。
内窓と外窓を開けて網戸だけの状態。
窓を重ねた時の透過具合。窓が4枚重なった状態でも光を結構通している。
内窓手前には今まで通りあまり濡らしたくない物も置けるよ。(*゚▽゚*)
低予算内窓のメリットとデメリット
メリットは開閉できる内窓だけで比べれば材料費が圧倒的に安いこと。特にレールやかぶせはとても安い。
また、ガラス代替のポリカ中空ボードは透過性が高く耐候性もある。また、加工がしやすい為DIYには最適です。
デメリットはメーカーの二重窓に比べると断熱性能が若干落ちることと外の景色がぼやけてしまうこと(浴室や洗面所では逆に外から見えづらくなるのでメリットになる)。
また、左右のカブセと窓枠が完全に密着されていないとそこから冷気が入ってくる。カブセを曲げたり位置をずらして窓枠に合わせれば問題無し。
気になるようでしたら、簡易内窓フレーム取っ手付きという商品を使う手もあります。(クチコミの中にスカスカで外れやすいという投稿がありさらに値段も上がるため敬遠していましたが使用感がよければ投稿します)
冬季限定『浴室温暖化現象』発生
取り付け後は窓付近の冷気が無くなり浴室全体が暖かくなった。
試しに入浴中に内窓を少し開けてみたら冷気が手に伝わり内窓の中と外での温度差が体感できました。
浴室が寒いと早く湯船に浸かりたい一心で急いで体を洗っていたが、今ではゆっくり丁寧に洗ってから湯船に浸かれるようになりました!
いい湯♨️だなぁ〜 (*´∀`*)
実用的で機動性がありスリムなDIY内窓
内窓自体がスリムなため外窓のカギが開けやすい(右から手を入れても開けられる)。
オフシーズンは取り外せてレールだけ残して省スペースで保管できるので内窓による圧迫感が無い。
浴室の使用状況により2〜3年程度で厚手両面テープにカビが生え始めることがある。その時はテープを貼り直しすればレールは再利用できます!
トータルで考えればとても実用的な内窓。極寒地でなく、手軽に窓からの冷気を遮断したいだけなら必要十分な内窓。確実に浴室が暖かくなります。
低予算で冬季限定『浴室温暖化現象』を試してみたい方はまずこの内窓から試してはいかがでしょうか?
浴室が暖かくなることが体感できますよ!
(*´∀`*)
DIY内窓リンク
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